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20018年9月にSUVタイプのアクアクロスオーバーから特別仕様車クロスオーバーグラムが発売されました。
クロスオーバーをベースとしているようですが、外観や内装、機能など違いがあるようです。
細部に渡り比較することで、どのような特性があるのか見ていきましょう。
引用:https://toyota.jp/aqua/grade/special2/?padid=ag341_from_aqua_grade_special2_thumb
アクア特別仕様車クロスオーバーグラムとクロスオーバーの違い
アクアのグレードの中でもクロスオーバーは別格となっており、共通のハブリッドシステムを装備しているものの、外観が異なっているのが特徴と言えます。
クロスオーバーをベースとした特別仕様車クロスオーバーグラムも同じ構造となっています。
クロスオーバー
全長4,060mm×全幅1,715mm×全高1,500mm
アクア(G/S/L)
全長4,050mm×全幅1,695mm×全高1,455mm
このため最低地上高が30mm高くなっており、座席位置が上がることから、乗降時が楽になったり、死角が減少したりとSUVタイプとしての特性が現れています。
タイヤサイズも15インチ(185/60R15)から16インチ(185/60R16)へアップされていますので、走行性能にも差が出ています。
クロスオーバー向けの走破性を引き出す代償として、最低回転半径が4.8mから5.4mまで広がることになります。
引用:https://toyota.jp/aqua/grade/crossover/?padid=ag341_from_aqua_grade_crossover_thumb
これらの同等条件をふまえ、クロスオーバーグラムとクロスオーバーの違いを確認していきます。
エクステリア
クロスオーバーと言えば、特別色のベージュが代表的なボディーカラーとなりますが、クロスオーバーグラムにはベージュだけでなく特別設定色(オリーブマイカメタリック)が存在します。
メタリック調でありながら、ダークグリーンのカラー色を採用しており、落ち着いた色合いは気品さえ感じさせてくれます。
インテリア
アクアの中でも最上位モデルだけあって、シート素材は合成皮革とファブリックによる肌触りの良さと見た目の上品さの両方を演出しています。
クロスオーバーがブラックを基調としたモノトーンに対し、クロスオーバーグラムはダークブラウンの合成皮革とブラウンブラックのファブリックを使用しており、特別なカラー配色が施されています。
引用:https://toyota.jp/aqua/grade/special2/?padid=ag341_from_aqua_grade_special2_thumb
オプション
クロスオーバーセット
サイドスキッドプレート+ボディサイドモールディング+グレードエンブレム(バックドア用)のセットとなっており、80,460 円の追加料金で装備できます。
フロアマット
クロスオーバー用に作られたロゴ入りのマットで、スタイリッシュなブラックのマットとなっており、23,760円の追加料金で装備できます。
クロスオーバーグラムには、インテリアに合わせて縁取りとエンブレムにブラウンを採用したものがあり、25,920円の追加料金で装備できます。
引用:https://toyota.jp/aqua/grade/special2/?padid=ag341_from_aqua_grade_special2_thumb
この他にもクロスオーバーグラムには、セイフティー(安全性)やコンフォート(操作性)でクロスオーバーにはない標準装備があり、その違いについて比較することができます。
アクア特別仕様車クロスオーバーグラムとクロスオーバーの主要装備比較
クロスオーバーグラムとベースとなっているクロスオーバーの主要装についての比較を項目別に見ていくことにします。
引用:https://toyota.jp/aqua/interior/?padid=ag341_from_aqua_navi_interior
専門用語が含まれていますので最初に説明しておきます。
標準装備 :車両価格に収まっています
特別装備 :クロスオーバーグラム限定で車両価格に収まっています
オプション:有料にて追加装備できます
設定なし :追加装備できません
セーフティー
セイフティーでは、クロスオーバーグラムにインテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)が装備されており、クロスオーバーへ付ける場合、28,080円の追加料金で装備できます。
エクステリア
クロスオーバーグラムは全5色となっています。
インテリア
引用:https://toyota.jp/aqua/grade/special2/?padid=ag341_from_aqua_grade_special2_thumb
インテリアでは、シートカラーをホワイトソフトレザーへ変更できるのはクロスオーバーのみで、16,200円の追加料金で装備できます。
インパネ助手席オーナメントは、クロスオーバーグラムがダークブラウン、クロスオーバーはブラックメタリックとなっています。
ブラックインテリアは、クロスオーバーグラムのみ限定で、ルーフ+ピラー+アシストグリップ+サンバイザーがブラック基調に施されており、室内がブラウンとブラックで統一されることになります。
コンフォート
引用:https://toyota.jp/aqua/grade/special2/?padid=ag341_from_aqua_grade_special2_thumb
コンフォートは、ドア開閉のキーレスは同じですが、エンジンスタートがボタンプッシュ方式と従来のキー回転式との違いがあります。
クロスオーバーへ付ける場合、43,200円の追加料金で装備できます。
アクア特別仕様車クロスオーバーグラムとクロスオーバーのボディーカラー比較
先ほどの比較でボディーカラーに違いがありましたので、さらに詳しく見ていきます。
クロスオーバーグラム 全5色
モノトーン(基本) :ブラックマイカ
モノトーン(設定変更) :スーパーレッドⅤ
モノトーン(有料色) :ホワイトパールクリスタルシャイン
モノトーン(限定) :ベージュ
モノトーン(特別設定) :オリーブマイカメタリック
引用:https://toyota.jp/aqua/grade/special2/
クロスオーバー 全14色
モノトーン(基本)
- ブラックマイカ
- スーパーホワイトⅡ
- シルバーメタリック
モノトーン(設定変更)
- スーパーレッドⅤ
- イエロー
- ブルーメタリック
- グレーメタリック
- フレッシュグリーンマイカメタリック
- ジュエリーパープルマイカメタリック
モノトーン(有料色)
- ホワイトパールクリスタルシャイン
- オレンジパールクリスタルシャイン
- クリアエメラルドパールクリスタルシャイン
- ブラッキッシュアゲハガラスフレーク
モノトーン(限定)
- ベージュ
引用:https://toyota.jp/aqua/grade/crossover/?padid=ag341_from_aqua_top_grade_crossover_thumb
アクアには2色のカラーバリエーションを使ったフレックストーンがありますが、クロスオーバーには採用されておらず、モノトーンの指定されたカラーから選ぶことになります。
メーカーオプションとなっている有料色は、32,400円の追加料金で装備できます。
引用:https://toyota.jp/aqua/grade/special2/?padid=ag341_from_aqua_grade_special2_thumb
クロスオーバーグラムのボディーカラーは、モノトーンの中でも基本、設定変更、有料色、クロスオーバー限定、クロスオーバーグラム設定から、それぞれ代表的なカラー一色ずつからしか選ぶことができません。
内装色が一つしかないことが理由のようで、こちらによく似合うパターンから選出されたと推測できます。
引用:https://toyota.jp/aqua/grade/special2/?padid=ag341_from_aqua_grade_special2_thumb
アクア特別仕様車クロスオーバーグラムとクロスオーバーの違いまとめ
特別仕様車に相応しいクロスオーバーグラムの実態が見えてきましたのでまとめていきます。
クロスオーバーグラムの車両価格が2,123,280円に対して、クロスオーバーの車両価格は2,052,000円となっており、その差額は71,280円となります。
これは、インテリジェントクリアランスソナー(28,080円)とスマートエントリー&スタート(43,200円)の合計と等しく、クロスオーバーグラムの特性としては、人気の高いオプション商品を標準装備(限定装備)することに加えて、特別設定色であるボディーカラーや統一された内装色に、その優位性を持っていると見るのが分かりやすいかと思われます。
引用:https://toyota.jp/aqua/grade/special2/?padid=ag341_from_aqua_grade_special2_thumb
アクアが安全性能に力を入れ始めたのは、他社メーカーのライバル車が先行して標準化したことが要因であると言われています。
後発となってしまったアクア陣営は、2018年4月に大々的に安全性能を一部改良という形で発表しましたが、思うように販売に繋げることができませんでした。
その起爆剤として発表したのがクロスオーバーグラムなのです。
安全性能の強化と操作性能の向上をパッケージ化して、若い世代というよりも大人が楽しめるアクアをコンセプトに用意したクロスオーバーグラムは、今後のアクア人気を支えるうえで重要な役割を担っているように思えます。
引用:https://toyota.jp/aqua/grade/special2/?padid=ag341_from_aqua_grade_special2_thumb
まとめ
クロスオーバーグラムとクロスオーバーとの比較をしてみましたが、SUVタイプを大人向けに仕上げた内容が理解できたのではないでしょうか。
カラーバリエーションをもっと楽しめたほうがいいと考える方もいると思いますが、そのような場合は従来のクロスオーバーを選んだ方が賢明かもしれません。
幅広い世代から人気のあるアクアだからこその戦略として、さらに注目していきたいものです。
キャッチ画像:https://toyota.jp/aqua/grade/special2/?padid=ag341_from_aqua_grade_special2_thumb
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