アクアのタイヤサイズは何インチ？サイズアップやタイヤ交換について

2011年より販売されているアクア（トヨタ自動車）ですが、ハイブリッドカーとして低燃費を実現していますが、その燃費性能に左右される要因の一つにタイヤが挙げられます。

タイヤ寿命による交換、タイヤサイズ変更による影響などアクアとタイヤの関係性についてまとめてみたいと思います。

引用：https://toyota.jp/aqua/exterior/?padid=ag341_from_aqua_top_exterior

アクアのタイヤサイズについて

新車もしくは中古車購入時点で装着されているタイヤですが、交換時期について確認しておきましょう。

ポイント1（溝、スリップサイン）

法令によっても定められていますが、国土交通省の保安基準では「空気入ゴムタイヤの接地部の全幅にわたり滑り止めのために施されている凹部のいずれの部分においても 1.6mm以上の深さを有すること」と定められています。

2.0mmを境にスリップサインが現れてきますが、交通事故の原因となることからこの状態で車検を通すことはできません。

ポイント2（走行距離、劣化、製造年数）

5,000km走行で1.0mmほどタイヤの溝は摩耗すると言われており、新品時に8.0mmくらいありますので、30,000km（6.0mm摩耗）が目安となります。

走行距離が短くても、タイヤの劣化は日々進行していますので、5年前後が目安となります。

中古車を購入された場合に分からない方もいると思いますが、タイヤには製造年月が4ケタの数字で刻印されており、読み方は「1216」となっていれば2016年12週（3月末）となります。

引用：https://www.falken.co.jp/products/ZE914/

アクアのタイヤサイズですが、2017年のモデルチェンジの前後でグレードによって標準値が変わっています。

モデルチェンジ前は、モデルLが14インチ（165/70R14）、モデルS、モデルGが15インチ（175/65R15）、モデルX-URBANが16インチ（175/60R16）となります。

モデルチェンジ後は、モデルL、モデルS、モデルGが15インチ（185/60R15）、モデルCrossoverが16インチ（185/60R16）となっており、さらにTRD仕様では、16インチ（195/50R16）、GR SPORTの上位モデルで17インチ（195/45R17）となっています。

現存するアクアに関しては、14インチ（165/70R14）～16インチ（185/60R16）が標準となっており、現時点でメーカーが標準としている15インチ（185/60R15）がアクアの特性を活かしたサイズとなっています。

引用：https://www.toyotires.jp/product/sd7/

引用：https://www.goodyear.co.jp/products/tires/effcom/effcom.html

 

アクアの燃費性能を考え、タイヤ交換には低燃費タイヤである静粛性、燃費性、耐久性の高いタイヤをおすすめしたいと思います。

価格は1本6,000円～12,000円くらいが相場となっており、各メーカーから販売されている代表的なものをご紹介します。

・SD-7（トーヨー）
6,400円～

・エナセーブEC204（ダンロップ）
5,832円～

・ルマンV（ダンロップ）
8,149円～

・プレイズ PX-C（ブリヂストン）
8,810円～

・エフィシェントグリップ （グッドイヤー）
9,466円～

・ジークスZE914F（ファルケン）
10,504円～

・レグノGR-XI（ブリヂストン）
10,980円～

・アドバン フレバ V701（ヨコハマ）
11,880円～

 

引用：https://tyre.dunlop.co.jp/tyre/lineup/studless/wintermaxx/

 

寒い地方や冬のアウトドアにはスタッドレスタイヤが欠かせないと思います。

価格は1本6,000円～14,000円くらいが相場となっており、各メーカーから販売されている代表的なものをご紹介します。

・アイスアシンメトリコ（ピレリ）
6,296円～

・エックスアイスXI3（ミシュラン）
9,000円～

・オブザーブガリットgiz（トーヨー）
9,400円～

・アイスガード6（ヨコハマ）
10,800円～

・ウインターマックス02（ダンロップ）
10,934円～

・アイスナビ7（グッドイヤー）
11,800円～

・ブリザックVRX2（ブリヂストン）
13,200円～

アクアのタイヤをサイズアップするには？

アクアのタイヤサイズは、タイヤ幅や扁平率を組み替えれば、タイヤ内径は最大17インチまでアップすることができます。

注意点としては、タイヤ外径が変わらないようにすることで、もしタイヤ外形を大きくしてしまうとバンパー内部との空間が無くなってしまい、道の悪いところを走ると接触してしまう恐れがあります。

緊急時のチェーンも巻けなくなり、非常に危険な状態となることも考えられます。

理想的なサイズアップはこちらのようになります。

・15インチから16インチへアップ

タイヤサイズ       ：175/65R15（185/60R15） から185/55R16（195/50R16 ）へ

ホイールサイズ    ：15×5.5Jから16×6.0Jへ

・16インチから17インチへアップ

タイヤサイズ       ：185/60R16（195/50R16 ）から 195/45R17へ

ホイールサイズ    ：16×6.0Jから17×6.5Jへ

引用：https://www.modellista.co.jp/product/aqua/aerokit/

 

タイヤのサイズアップについてどのような影響があるのか確認しておきましょう。

影響1（メリット）

最大の魅力は見た目の良さではないでしょうか。

ホイールをインチアップしてタイヤの扁平率を低くすることで、スポーティー感が増してきます。

走行性が良くなることも魅力の一つとなります。

インチアップすることで扁平率以外にもタイヤ幅が広がることになり、タイヤの地面に接する面積が大きくなります。

グリップ性能と呼ばれるのですが、高速運転の安定性やコーナーリングでのブレ防止に繋がることになります。

影響2（デメリット）

グリップ性能が良くなった分、タイヤの地面との摩擦が増え燃費性能に影響がでます。

タイヤのサイズアップにもよりますが、5％～15％くらい燃費が落ちると評価する方もいます。

中速から高速回転でのコーナーリングも、低速回転ではハンドルに重みを感じ運転しづらいと思う方もいるようですし、扁平率が低くなったことでタイヤのクッション性が落ち、振動や外部音を気にする方もいるようです。

引用：https://www.modellista.co.jp/product/aqua/aerokit/

サイズアップをお勧めするタイヤは先程と同様となりますが、値段が変わってきますので改めてご紹介しておきます。

通常タイヤはこちらとなります。

・SD-7（トーヨー）
10,300円～

・エナセーブEC204（ダンロップ）
8,800円～

・ルマンV（ダンロップ）
11,600円～

・プレイズ PX-C（ブリヂストン）
14,030円～

・エフィシェントグリップ（グッドイヤー）
10,300円～

・ジークスZE914F（ファルケン）
16,700円～

・レグノGR-XI（ブリヂストン）
14,800円～

・アドバン フレバ V701（ヨコハマ）
20,010円～

引用：https://www.goodyear.co.jp/products/tires/icenavi7/icenavi7.html

スタッドレスタイヤはこちらとなります。

・アイスアシンメトリコ（ピレリ）
9,950円～

・エックスアイスXI3（ミシュラン）
10,000円～

・オブザーブガリットgiz（トーヨー）
14,000円～

・アイスガード6（ヨコハマ）
15,700円～

・ウインターマックス02（ダンロップ）
14,300円～

・アイスナビ7（グッドイヤー）
15,000円～

・ブリザックVRX2（ブリヂストン）
20,142円～

アクアのタイヤ交換する方法

タイヤ交換する方法についてまとめてみたいと思います。

タイヤ全体の構造ですが、一般的にゴムタイヤ、ホイール、ホイールキャップの3つに分かれています。

最近ではホイールキャップのないものが主流となっており、アクアの純正パーツもゴムタイヤ＆ホイールの組み合わせのみとなっています。

タイヤ交換の手順としては3通りが考えられます。

タイヤのみ交換

インチアップせずに現在装備しているホイールへ、新しくタイヤを取り付けることを指します。

車体からタイヤ全体を外し、ホイールからタイヤを取り外して、新しいタイヤを取り付けて車体へ取り付け直す工程となります。

専門の器具があれば難しくありませんが、それでもコツを必要としますので、カーディーラーやカーショップ、ガソリンスタンドでお願いする方が多いと思います。

1本の交換に1,000円～2,000円が相場となっています。

引用：https://www.toyota-ca.co.jp/shop/

インチアップによるタイヤ交換

ホイールとセットで購入するケースがほとんどだと思いますので、最初からホイールが取り付けられた状態で手に入れることができます。

カーディーラーやカーショップ、ガソリンスタンドで実物を購入した場合、そのまま取り付けてくれると思いますが、オンラインショップで購入した場合、持ち込むことになりますので費用が別途かかります。

1本の交換に1,000円～2,000円が相場となっています。

スタッドレスタイヤへの交換

スタッドレスのホイールセットについては、購入前に専用のホイールナットがちゃんと付いているか確認することが大事です。

一部対応しているものもありますが、アクアの純正ホイールナットとは適合しないものが多く、タイヤ交換の際に使い回しが効きません。

付いていないようであれば、カーディーラーやカーショップ、ガソリンスタンドに相談して入手して下さい。

引用：https://toyota.jp/aqua/accessories/safety/

タイヤ交換時には、バランス取りと言って交換した状態で前後、左右が均一に平行状態になっているか、角度を調節する必要があります。

手慣れた方であれば自分でできると思われますが、工具としてはタイヤレバーや油圧ジャッキ、トルクレンジが必要となります。

およそ5,000円～8,000円くらいで取り揃えることができます。

タイヤ交換やタイヤ取り付けに関する動画がありましたので参考にご覧下さい。

車のタイヤを手組みで交換するやり方

アクアのタイヤ交換

アクアGR SPORTのタイヤ交換

 

まとめ

アクアとタイヤの関係性について見てきましたが、タイヤサイズを変更することによる影響が分かったのではないでしょうか。

タイヤ交換に関しても、自分で交換できるようになると、パンクしたときやチューン装備をするとき等にも応用が効きますので、覚えておくことは大事なことと言えます。

是非チャレンジしてみて下さい。

 

キャッチ画像：https://toyota.jp/aqua/exterior/?padid=ag341_from_aqua_top_exterior