アクアの中古車や新古車の相場は？購入前に知っておきたいこと

初代アクアの登場は2011年とそう古くないので、中古車の購入も初年度車検切れ（3年目）、2回目車検切れ（5年目）が数多く出回っており、状態のいい車を手に入れやすいと言われております。

そこで、アクアに関する中古車市場について確認していきたいと思います。

アクアの中古車について

中古車とは新車としてカーディーラーで販売された車のうち、その所有権がカーディーラーから第三者へ譲渡されてものを中古車と定義づけられています。

つまり、新車で購入された皆さんがお持ちの自家用車は、基本的に中古車となるのです。

もちろん、中古車を購入した場合も同じ中古車となりますが、自動車業界ではこの2つの差別化を図るため、再び中古車として販売した車のことを孫カーと俗称で呼ばれることがあります。

中古車を取り扱っている業者は多々ありますが、売買を目的としているのが、新車と中古車を取り扱っているカーディーラー、中古車専門販売店の2つが代表的に上げられます。

その他には、一時的に所有できるレンタカー会社や継続的に所有できるリース会社もあります。

皆さんのニーズに併せて利用することができますので、ちゃんと整理しておきましょう。

また、新車と違って同じ状態の車は2つとない点を注意しておいて下さい。

同じ形式、同じグレードだからと言っても、前任者の乗り方によって、大きく変わってしまうのが中古車の特性と言えます。これはアクアも例外ではありません。

走行距離や運転方法によって車体全体への影響（老朽化）は変わってしまうということになり、アクアの特性でもある低燃費走行にも差が出てきます。

 

それゆえ、中古車選びは新車と違って、一台一台状態を確かめてから、気に入った車を購入することが大事と言えるのです。

 

アクアの新古車について

新古車という言葉をよく耳にしますが、中古車との違いは何でしょうか。

答えは同じ中古車となりますが、中古車の中でもかなり状態のいいものと定義づけておけば分かりやすいと思います。

自動車業界では、未使用車として中古車との差別化を図っております。

新古車となりうる車は、新車としてナンバープレートを付けている車のことを指します。

試乗車やデモカーという言葉を聞いたことがあると思いますが、公道を走ることができる新車という位置づけになっており、名義上はカーディーラーが購入済の車ということになっています。

その車をお客さんへ披露する、試しに乗っていただくためにカーディーラーが用意しているのです。

ちなみに、展示車と呼ばれるものもありますが、カーディーラーの店舗へ行くとナンバー無しの車が飾られていると思います。

引用：https://toyota.jp/aqua/grade/special2/?padid=ag341_from_aqua_top_grade_special2_thumb

こちらは依然として新車の位置付けとなっておりますが、その役目を終えると、即座に陸運局を介してナンバープレートを付け、新古車として生まれ変わることになります。

正直、新古車は掘り出し物だと思います。

アクアを例えて言うのであれば、新車同様の燃費性能を持ち、メンテナンスもほぼ必要なく、そのまま実用車として乗れるわけですから、納車までの期間も短くて済みます。

少し予算に余裕がある方は、候補に入れておいた方がよろしいかと思われます。

ただし、新古車はすぐに公道を走ることができるだけに、新車と違って、購入時に取りつけることができるオプション商品に限りがあることを忘れないで下さい。

オプションにはメーカー側（工場生産）で取り付けるメーカーオプションと、カーディーラーで取り付けるディーラーオプションがあります。

いずれも取り付け後にナンバープレートを入手しますので、場合によっては、改造行為となり受け付けてもらえないオプション商品があります。

新古車を手にいれるのは、新車と同等に近いものをお値打ちで購入できるだけに、よほど良いタイミングがないと中々難しいと思います。

お目当ての車が見つかったら、そのカーディーラーへ足しげく通って、担当者と仲良くなることをお勧めします。

アクアの中古車や新古車の購入方法は？

先程書いた通り、新車と中古車を取り扱っているカーディーラー、中古車専門販売店の2つで中古車を購入することができますが、基本的にどちらも同じ工程を経て皆さんのお手元に届くことになります。

まずは、ほしい中古車を決めるのですが、ここで絶対に選ぶべきではないものを説明しておきます。

・修復歴車

・水没車

修復歴車とは、一般的に事故車と呼ばれるもので、衝突などの事故により車両のフレーム（骨格）へ多大な損害が出たものを修理した車を指します。

水没車とは、自然災害（豪雨や川の氾濫）により水浸しの水害を受けた車を指します。

どちらも中古車の中では品質の悪いランクとなっておりますが、特に注意していただきたいのが水没車です。

修復歴車はきちんと修復歴があるのですぐに分かりますが、水没車は修復履歴に記載されませんので、信頼ある業者さんを選ぶよう心がけて下さい。

続いて、見積もり金額についても細かく確認する必要があります。

車両販売価格だけで車を選ぶのは、少々安易すぎるかもしれません。

実際の見積金額を見ると、かなりかけ離れた金額になることがあるからです。

見積もりの内訳は、車両本体価格＋法定費用＋販売手数料が大科目となっております。

法定費用は自動車税・自動車所得税といった国が定めた費用で、年式や購入時期により変動します。

販売手数料は、名義変更や納車手続きに関する費用で、こちらは車両の修復状態（点検、板金、塗装、内部補修、室内清掃など）によって変動します。

どちらも中古車を安全に走らせるために必要なものですが、どれだけ上乗せするのか見積もり内容をしっかりと把握してから購入を進めて下さい。

購入を決めてからは、新車同様に名義変更に関する必要書類の準備、任意保険の加入、支払い方法と進めることになります。

補足として、中古車もローンを組むことができますので、無理のない返済方法を決めていただければと思います。

アクアの中古市場の相場

全てのアクアが中古車販売として展示されているわけではありません。

特にインターネットの普及とともに、皆さんを指す一般購入者や業界関係者は、専門サイトを介して確認することができるようになり、保管先も工場などの倉庫に置くようになりました。

そのため、アクアの相場を確認するためにも以下のサイトをお勧めしたいと思います。

・ズバット車販売

・中古車ならgoo-net（グーネット）　中古車情報　中古車検索

・GAZOO（https://gazoo.com/）

ズバット車販売は検索が楽です。

グーネットは中古車情報のポータルサイトとして有名で全国の中古車を調べることができ、相場観も分かりやすいと思います。

掲載されている情報をもとに取扱店へ連絡するのが主流と考えていいと思います。

一方のGAZOOですが、トヨタが直営で経営している中古車専門店の情報をどこよりも早いタイミングで調べることができますので、メーカーが責任を持って所有しているアクアを厳選して探せるサイトとなります。

気になる相場ですが、以下の4通りが目安となります。

・平成24年～平成23年：4年以上～6年未満（3回目車検）

・平成26年～平成25年：3年以上～4年未満（2回目車検）

・平成29年～平成27年：1年以上～3年未満（初回車検）

・平成30年、平成31年：1年未満

それぞれ、100万円以下、110万円～130万円、130万円～150万円、160万円以上の価格差で車体価格が分かれている傾向にあります。

もちろん、年代が古い割に価格が高めの車もありますので、走行距離などの数字を参考に見るようにして下さい。

中古車に関しては、購入してみないと分からないことが多いかと思われますが、最近では、カーディーラーや大手中古車専門販売店で購入した場合、年式にもよりますが不具合等に対して無料整備の保証を付けているところもあります。

個人的には走行性能に関しては、業者側でメンテナンスしてもらえるので安心していいと思いますので、後はシートのくたびれ感など乗り心地をご自身で体感してご判断いただければと思います。

キャッチ画像引用：https://toyota.jp/aqua/