アクア（トヨタ）を売却する方法！下取りや買取で知っておきたいこと

2011年に発売されたアクア（トヨタ）ですが、ハイブリッドコンパクトカーという位置づけで不動の人気を誇っており、今なお台数を増やしています。

最大の魅力は、世界最大級の燃費性能にありますが、何年乗り続けても低燃費の走りに衰えを感じさせないだけに、中古車市場でも高値で売買されております。

アクアをそろそろ手放すことを考えている方もいらっしゃると思いますので、アクアの売却に関する情報をお伝えしようと思います。

引用：https://toyota.jp/aqua/

アクアの売却！『下取り』『買取』に関する基礎知識

所有車を売却するといっても様々な方法がありますので、まずはその点を整理したいと思います。

引用:https://toyota.jp/service/

ここで大切なのは、なぜ売却を考えているのかという動機を把握しなければなりません。大きく分けると以下の3通りとなります。

・新しい車に乗り換えたい
・車を運転しなくなったので転売したい
・事故を起こしてしまったので処分したい

1番目の乗り換えについては、新車（または中古車）を新たに購入するために下取り手続きをおこなうことを指します。

2番目の転売については、「高齢者となり運転を止めた」や「家族構成が変わった」という事情で不要な車の買取り手続きをおこなうことを指します。

3番目の処分については、災害や事故などで機能しなくなった車の廃車（スクラップ）手続きをおこなうことを指します。

前もって、どれに当てはまるのか確認しておくと、売却がスムーズにおこなえると思います。

 

続いて、売却先について確認したいと思いますが、以下の3つに分かれております。

・カーディーラー店
・中古車販売店
・査定専門店

カーディーラーとは、自動車メーカー直営（もしくは委託）で経営しているお店を指しますが、取り扱っている商品は新車および中古車となります。

カーディーラーでは、下取り手続き及び買取り手続き、さらには廃車手続きの全てを請け負ってもらえます。

中古車販売とは、中古車のみを対象として取り扱っており、店の規模は大手企業から個人商店まで幅広く存在します。

廃車手続きに関しては請け負ってもらえない業者もありますので、事前に相談する必要があります。

査定専門とは、中古車販売店と同様となりますが、ただし、実際に中古車販売はおこないません。

買い取った車はオークション等を介して、カーディーラー店や中古車販売店へ転売することを仕事としております。

アクアを売却！買取してもらう為の必要な準備

売却先へ所有車を持っていくだけも、担当の方が丁寧に応対してくれるので、必ずしも事前に準備する必要はないのですが、売却までの流れの中で必ず提出しなければならないものがあります。

そのいくつかを紹介しますので、確認だけはしておいた方が後々楽になると思います。

下に書いてある書類は売却するために必ず必要となっております。

一般的には事故処理などにも使うことになりので、所有車のダッシュボード下に収納されていると思いますが、念のため確認してみて下さい。

・自動車検査証
・自賠責保険証明書
・自動車納税証明書
・リサイクル券

 

車検証、自賠責保険書、納税書はよく耳にすると思いますが、所有車を売却する際に次のオーナーになる方への引継ぎに使われる証書類となります。

リサイクル券ですが、2005年に自動車リサイクル法が発令されてから自動車売買時に必要となったものです。

地球環境問題をベースに、シュレッダーダストやエアバッグ、フロン関連の廃棄処分に関する費用負担を義務づけられており、最終的な所有車のオーナーが支払うこととなります。

こちらも大事に保管しておく必要があります。

売却にあたり、所有車の権利を変更する必要があります。

こちらに関しては、売却先である業者（カーディーラー店や中古車専門店、査定専門店）が代行することになり、第三者へ渡るまで所有権を一時的に保持します。

その証書が名義変更通知書ですが、売却後にお手元に届くことになりますので、内容をちゃんと確認しておいて下さい。

また、ローンがまだ残っている状態（残債）で売却されるケースが多々ありますので、簡単に解説しておきます。

基本的にローン残債があるうちは、所有権はローン会社となっています。

ではなぜ、自分の意志で所有車を売却することができるのかというと、先程説明した通り、売却先の業者が所有権をローン会社から買取り、名義変更してくれているのです。

それを見据えて業者は査定をしていますので、下取りまたは買取り金額については、細かく説明を受けることをお勧めします。

アクアの『下取り』『買取り』相場

相場とは、一般的に所有車の年式が落ちれば落ちるほど価値が減っていくことを指します。

引用：https://gazoo.com/U-Car/

もちろん、アクアも例外ではありません。

現代では生産方式がほぼ受注生産なので新車在庫という言葉はなくなりましたが、一昔前は、自動車メーカーが販売台数を見越して生産していたので、新車でも余剰在庫ができると安く販売するケースがありました。

中古市場では、その値幅が著しく変化しておりますので、売り頃をしっかりと確認しておくのがよろしいかと思われます。

2011年に発売されたアクアですが、どんなに古くても「7年落ち」となりますが、平均的に中古車市場へ出回るのは、新車車検切れ3年目と1回目車検切れ5年目が多く出回っております。

いずれも状態のいい車として販売されておりますので、中古車市場でもアクアに人気があるのも頷けます。

中古車販売の「あるある話」ですが、新車と違って中古車に全く同じ状態のものはないと言われています。

そのため、中古車価格は毎月変動する傾向にあり、値幅は数万円～数十万円と車種によってバラバラです。

中古車展示を1ヶ月単位で入れ替える業者が多いのはそのためで、販売価格を変更して他の店舗へ持っていくことになります。

当然、売却時も月単位で値段が変わってしまいます。

アクアの場合、人気が高いとはいえそれでも月平均2万円ほど値が落ちてしまいますので、売却の決断は月内にするよう心がけて下さい。

アクアの査定額を少しでも引き上げる方法

見積もり査定前に、洗車や室内の清掃をすると査定額が上がると思われている方が多いかもしれませんが、残念ながら現代においてはその道理は通用しません。

引用:http://kakaku.com/

業者は買取り後にマニュアル化された状態でお客様へ販売するのですが、納品までの工程も徹底されております。

お客様との売買契約が進むと、販売予定の車は専門の工場へ運ばれます。

そこでは板金や塗装、各種整備、室内清掃とそれぞれのプロフェッショナルが綺麗に仕上げるので、私たちのような素人程度の清掃は、ある意味では無意味になってしまうからです。

それでも「大事に乗っていました」という営業へのアピールは相手の心を揺さぶることもあり得ますので、基本的な清掃をしてから持っていくのも良いことだとは思います。

査定額を引き上げるのに一番大事なことは、やはり相場観をしっかりと頭に叩き込んでから、用途に応じた業者と交渉することだと思います。

相場観は、査定専門店でおこなうのがベストと言われおり、WEBサイトでもその状況を確認することができます。

何社かの査定を一括でおこなうことができますので、最高値～最安値を調べることが可能となります。

こちらの数字をもって、新車への乗り換えであれば下取りを、車の転売であれば買取りを有利に持っていくのが得策ではないでしょうか。

なお、査定に面倒を感じる方へは、中古車販売の価格帯を調べるという手もあります。

あくまで基準値となってしまいますが、おおよそ販売価格は4.0：6.0（売却価格：業者上乗せ価格）と言われております。

例えば、120万円で販売されている中古車は売却価格が48万円という計算が成り立ちます。

なお、人気のあるアクアの場合、5.0：5.0で取引される話も聞こえていますが、それだけ年式が経っても状態の良い車ということから、高値で売買されているようです。

まとめ：
冒頭に述べましたが、車を売却する際は何の目的で手放すのかがとても重要となります。

単純に車を高く売りたいというのであれば、最高値を知ることができる査定専門店をお勧めしますが、車を乗り換えるとなれば、一概にそうはいかないと思います。

是非とも目的意識をしっかりと心に刻んで売却を進めていただければと思います。