アクアの納期はどれくらい？納車状況より納車待ちの期間を予想

トヨタ自動車のアクアは、ハブリッドコンパクトカーの先駆けとして2011年より発売されています。

各メーカーがこちらのジャンルに後追いで車種を用意している中、依然として人気が高く、販売台数も好調となっています。

生産台数が多いだけに納車までの期間が気になるところですので、そのあたりを探ってみたいと思います。

引用：https://toyota.jp/aqua/performance/?padid=ag341_from_aqua_navi_performance

アクアの納期はどれくらい？

もともと自動車の製造と販売は違う会社が運営しているのですが、製造を生業としている自動車メーカーの100%子会社が販売しているケースもあれば、個人経営で店舗を運営して販売するケースもあります。

どちらも注文は自動車メーカーへ行うのですが、国内のほとんどの生産は受注生産方式を取っています。

在庫がない状態からスタートするのですが、各販売会社（カーディーラー）からの注文をまとめて生産ラインのスケジュールを決めますので、個別注文が来たからと言ってすぐに製造を開始する訳には行きません。

おおよその生産スケジュールは生産台数を含めて年間で決まっており、どのタイミングで契約したかによって納車までの期間が変わってくることになります。

引用：https://toyota.jp/aqua/performance/?padid=ag341_from_aqua_navi_performance

人気車種のアクアに関して言えば、注文が殺到することも考えられますので、1ヶ月の生産台数から外れて翌月以降に回される懸念があります。

そちらを見越したうえで、1.5ヶ月～3.0ヶ月の間が平均的な納期だと考えられます。

売れ行きが好調な車種は、計画生産により毎月の生産台数を一定量に抑える形をとっており、アクアも明確に公表されているわけではありませんが、こちらの計画生産に該当します。

特別仕様車を除く各グレード（Crossoverモデル、Gモデル、Sモデル、Lモデル）別に毎月の生産可能台数を決め、当月の注文期限を決めて販売することになり、そのサイクルは3ヶ月にすることが多いです。

つまり、カーディーラーでは3ヶ月先の納車を見越して営業展開をするため、販売期間2ヶ月＋製造期間1ヶ月の範囲で商談がまとまれば、通常の納期1.5ヶ月で納車することになります。

引用：https://toyota.jp/aqua/safety/?padid=ag341_from_aqua_navi_safety

「SモデルでなくLモデルでしたら〇〇月に納車できます」と言われたことがある方がいると思いますが、これはSモデルの該当月の生産台数をオーバーしてしまったということなのです。

翌月の生産台数に空きがあれば、プラス1ヶ月で納車が可能となりますが、翌月も注文で一杯だった場合は、さらに1ヶ月先に納車を伸ばされてしまうことがあります。

現在ではそこまで集中していませんので、最長でも3.0ヶ月以内にはほとんど納車されているようです。

引用：https://toyota.jp/aqua/performance/?padid=ag341_from_aqua_navi_performance

アクアの納車までの流れ

具体的に納車までに必要な工程とその間に手配しなければならない作業を整理していきます。

・契約
カーディーラーで購入を決め、オプション装備等を含めた見積書を作成してもらうことになります。

納車後にこちらの内容に不備があっても契約書にサインしてしまうと撤回できなくなりますので、担当の方と読み合わせをして相違ないかを確認して下さい。

契約が成立したと同時に納車予定日を決めることになるのですが、メーカーから通達されている製造スケジュールに見合っていることが前提となります。

引用：https://www.tokyo-corolla.com/store/ougioohashi

・製造
カーディーラーからの注文をまとめ、当月の生産ラインをスケジューリングすることから始まります。

こちらの情報は各カーディーラーへ通達されていますので、問題が起きない限り納車予定日が確定することになります。

メーカーでの作業工程は、製造および点検、走行試験まで運転できる状態にすることが担当範囲となります。

トヨタ自動車のホームページでは、こちらの工程にかかる期間を一般購入者へも公表しています。

アクアのサイトにある「工場出荷時期目途のご案内」をクリックすると、ご注文いただいてから〇〇ヶ月以内と表示されますので目安になるかと思われます。

一連の作業が完了すると全国のカーディーラーへ出荷されることになります。

引用：http://www.toyota-ej.co.jp/company/kyoten.html

・納車
カーディーラーへ運ばれたアクアは納車のための準備を進めることになります。

契約したオプション装備のうち、カーディーラーオプションがあれば、このタイミング装着されることになります。

また、公道を走るための手続きとして、車検証の発行、ナンバープレートの登録、強制保険の契約を進めることになり、納車までに2週間～3週間程度かかることになります。

工場から出荷までの期間1.0ヶ月＋納車準備0.5ヶ月が通常の納期1.5ヶ月と見なしておくと分かりやすいと思います。

引用：http://www.toyota-ej.co.jp/process/index.html

この期間にカーディーラーの方から指示を受けて準備しなければならいものがあります。

自動車ローン、車庫証明、任意保険となりますが、最近のカーディーラーでは全ての手続きを代行してくれるケースが増えましたので、準備に漏れがないかカーディーラーの方と相談しながら進めて下さい。

アクアの納期を早める方法はあるの？

納車に時間がかかるのは仕方ないと思われている方もいれば、すぐに運転したいと手をこまねいている方もいるのではないでしょうか。

納期を早める方法がないか考えてみたいと思います。

カーディーラーの立場からすれば、親元であるメーカーからの指示に逆らうことができませんので、基本的に生産を早める策はありません。

その一方でメーカーから課せられるノルマを達成させる必要があることも事実です。

引用：https://www.tokyo-corolla.com/store/ougioohashi

具体的には、販売台数を見越して事前に注文する方式なのですが、本来メーカーへの注文時に顧客名を付けることが必要ですが、顧客名をカーディーラー名義で注文します。

ボディーカラーやメーカーオプション類は未定ですが、全て仮置きしてしまい、変更可能な期日までに顧客と商談して契約することになります。

生産ラインのスケジューリングが1～2週間くらいかかるのですが、その期間を短縮することで私たちの手元へ運ばれる納車日が早まることになります。

もちろん、カーディーラー側へ売れないという大きなリスクがかかりますが、その際には展示や試乗車として自社名義のまま取り扱うことになります。

引用：https://toyota.jp/aqua/safety/?padid=ag341_from_aqua_navi_safety

ボーナス時期や決算前などのキャンペーン展開がねらい目なのですが、その時期には想像よりも早い納期が期待できます。

また、契約を急ぐがあまり、カーディーラー側の不備により、契約不履行（キャンセル）が発生することも予測されます。

その際は再契約せざるを得ないのですが、メーカーへ注文した車の製造はキャンセルできません。

ボディーカラーやメーカーオプションの選定はできませんが、条件に見合っているのであれば納車日を変更することなく、短い期間でアクアを手に入れることが可能となります。

アクア納車の注意点とまとめ

アクア購入にあたり納期を意識した商談をまとめたいと思います。

・計画生産のタイミングを掴んでおく
カーディーラーからすれば購買意欲に左右される情報ですので教えてくれないと思いますが、納車予定日を前提に購入を進めるようにして下さい。

また、その納車予定日はいつまでに購入を決めれば大丈夫なのか確認することも大事です。
もちろんグレードによって違いが出てくるかも質問して下さい。

そのうえで、メーカーオプションについてじっくり検討していきましょう。

引用：https://toyota.jp/aqua/safety/?padid=ag341_from_aqua_navi_safety

・キャンペーン情報を知っておく
納車も早まるだけでなく、車両価格やカーディーラーオプションのサービスも考えられますので、お買い得情報は小まめに確認するようにしましょう。

カーディーラーにとって訪問してもらえることは、得意客として大事に扱ってくれます。

購入意思を持っているだけに、どうやったら決心してくれるのか親身になって答えてくれると思いますので、遠慮なく自分の気持ちを伝えるようにしましょう。

引用：http://www.toyota-ej.co.jp/products/parts.html

・自動車メーカーの生産情報を聞いておく
工場生産は年に数回稼働を長期間ストップさせることがあります。

年末年始、ゴールデンウイーク、お盆休みが代表的な期間となりますが、それぞれ2週間くらい生産ラインが止まってしまいます。

目的は生産ラインのメンテナンスや変更作業となるのですが、その間、車の製造もおこなうことはありません。

年間のスケジュールに組み入れてあると思いますので、これらのタイミングで納車日が遅れないようカーディーラーからアドバイスを受けるようにしましょう。

引用：https://toyota.jp/aqua/grade/special2/?padid=ag341_from_aqua_grade_special2_thumb

・特別仕様車の納期を確認しておく
特別仕様車については納期が遅くなることが予想されます。

ベース車を改造する工程が必要となるからですが、ベース車の生産ラインが一通り完了すると別メニューの作業を行うことになります。

こちらの工程についてはマニュアル作業が多くありますので、時間がかかると考えておくようにしましょう。

通常2週間くらい余計にかかることになり、通常納期と勘違いしてトラブルが出る恐れがありますので、購入前に納車予定日の確認は必ずしておいて下さい。

・アクア納期のまとめ
アクアの納期についてまとめてみましたが、人気車種特有の生産方法について理解できたのではないでしょうか。

1.0ヶ月を越えるのは少々待ち遠しい気持ちもありますが、納車されたときの姿を見れば、多くの人が愛用している車を選んだことへの喜びに変わることになるかと思われます。

キャッチ画像引用：https://toyota.jp/aqua/performance/?padid=ag341_from_aqua_navi_performance