アクアの外寸・外装は？機械式駐車場の高さは何メートルまで大丈夫？

大人気ハイブリットコンパクトカーのアクア（トヨタ自動車）ですが、個々にカスタマイズしてオリジナルを表現する方もいらっしゃるのではないでしょうか。

純正のエアロパーツ、アウトドア向けルーフキャリア、様々な用途に応じて変化させるのも楽しみの一つだと思います。

そのような中、注意しなければならない点として立体駐車場の利用が挙げられます。

普段は何の心配もなく駐車できる場所でも、ちょっとした高さの上乗せでトラブルを招く恐れがあり得ます。

アクアと立体駐車場について関連性を探ってみましょう。

引用：https://toyota.jp/aqua/customize/sportypackage/

アクアの外寸・外装時の高さ

アクアの外寸について確認していきましょう。

大きく分けて2つの異なる外寸があります。

アクア（Lモデル、Sモデル、Gモデル）

• 全長4,050mm×全幅1,695mm×全高1,455mm
• ホイールベース2,550mm、タイヤサイズ185/60R15

普段乗りとして社用車～乗用車タイプまで揃っていますが、ベースはいずれも同じ仕様となっています。

ライバル車と比較して全高を低めに設定しており、スポーティーなフォルムが印象に残ります。

Crossover

• 全長4,060mm×全幅1,715mm×全高1,500mm
• ホイールベース2,550mm、タイヤサイズ185/60R16

アクアをベースにしながらもクロスオーバータイプSUV車として一回り大きな外寸をしています。

地上高を20mmアップしており、底面負担を軽減していますのでアウトドアに適しています。

引用：https://toyota.jp/aqua/customize/stylingpackage/

アクアのオプションにはドレスアップできるエアロパーツが取り揃えられており、こちらを装備することで外装に変化が表れてきます。

・Styling Package

引用：https://toyota.jp/aqua/customize/modellista1/

斬新なエアロパーツにより低重心さをさらに強調したイメージが伝わります。

フロントスポイラー           ：オリジナルより約30mm地上高ダウン

サイドマッドガード           ：オリジナルより約22mm地上高ダウン

リヤバンパースポイラー     ：オリジナルより約50mm地上高ダウン

 

・MODELLISTA

スタイリッシュなフォルムをシャープさで際立たしたイメージが伝わります。

フロントスポイラー           ：オリジナルより約30mm地上高ダウン

サイドマッドガード           ：オリジナルより約9mm地上高ダウン

リヤバンパースポイラー     ：オリジナルより約40mm地上高ダウン

・TRD

引用：https://toyota.jp/aqua/customize/trd/

全長を伸ばしたシルエットにより躍動的な姿で走るイメージが伝わります。

フロントスポイラー           ：オリジナルより約15mm地上高ダウン、

オリジナルより約65mm全長プラス

サイドマッドガード           ：オリジナルより約25mm地上高ダウン

リヤバンパースポイラー     ：オリジナルより約30mm全長プラス

 

アクアを機械式駐車場に停める場合の高さ

立体駐車場について確認しておきます。

大きく分けて2つのタイプがあります。

・自走式駐車場

1Fから屋上まで各フロアに駐車スペースが設けられており、各フロアへの移動は運転手自ら運転しながら移動するタイプの駐車場（車庫）です。

一台当たりの駐車スペースは、普通にバッグで駐車できるだけの広さがありますので、全長や車幅を気にすることなく利用できますが高さに制限があります。

引用：http://www.iuk.co.jp/parking/jiso.html

全高：2,000mm～2,200mm程度のものが多く、ほとんどの乗用車へ制限がかかることはありません。

※一部の高級スポーツカーや全高が2,000mmを越えるバンタイプは利用を禁止されることがあります。

・機械式駐車場

昇降機とパレット等により機械的に車の出し入れをおこなう駐車場のことを指します。

一般的な利用方法は、指定されたパレットへ車を駐車して開閉部分を閉じると作業は完了となります。

その後は次の車を受け入れる準備のため、立体駐車スペース内を上下左右へ移動しながら個室可動して所定の位置へ運ばれていきます。

車を出す場合も同じで、開閉部分まで移動しながらパレットを運び、車の向きを変えた後に乗り込んでそのまま運転することになります。

立体駐車場のメリットは狭いスペースでも高さを利用して多くの車を収納できることですが、逆を言えば全長、車幅、高さに制限がありますので、せいぜいセダンタイプくらいまでしか利用できません。

全長：5,000mm程度、車幅：1,850mm程度、全高：1,550mm程度

※最近では台数限定でハイルーフタイプを収納できる機械式駐車場も増えています。

引用：http://www.iuk.co.jp/parking/superelevator.html

アクアに関して言えば、オプションで外装を変化させていたとしても、どちらも問題なく利用できます。

しかしながら、アウトドアを楽しむ方の中にはルーフキャリアを取り付ける方もいらっしゃると思います。

特に機械式駐車場では全高にあまり余裕がありませんので注意して下さい。

ルーフキャリアはベースキャリアとアタッチメントの2つから構成されています。

・ベースキャリア

バー、フィット、フックから構成されており、アタッチメントを装備する基礎部分のことを指します。

種類によって異なりますが、約40mm～80mm全高プラスが一般的となります。

・アタッチメント

荷物を積むためのルーフボックスやラック、スキーやサーフボードを外付けする専用パーツのことを指します。

ベースキャリアに固定して利用するのですが、約200mm～350mm全高プラスが一般的となります。

引用：http://www.innoracks.com/jp/products/basic/index.html

機械式駐車場では、アタッチメント関連は論外ですし、ベースキャリアも商品によっては制限に引っかかる可能性がありますので、なるべく低い高さのものを選ぶ必要があります。

アクアの外装部品と注意点

機械式駐車場では全高を注意することが一番大事ですが、それ以外にも気になる点がないか考えてみたいと思います。

・全長

最近、サイクリングを楽しむ人が増えてきており、車に自転車を積んで移動するケースをよく見かけます。

大抵はルーフキャリへ積んでいると思いますが、クロスカントリータイプの車では、車高が高く積み降ろしに苦労することからリアへ自転車を積んでいる時があります。

この専用パーツ（リアキャリア）は、ハッチバックタイプの車にも取り付けられるパーツが出回っており、コンパクトサイズのアクアでさえも装備可能となっています。

面倒かもしれませんが、機械式駐車場へ停める際には自転車及びリアキャリアは外すことを忘れないで下さい。

引用：http://www.innoracks.com/jp/products/cycle/cycle_roof.html

・車幅

機械式駐車場を考えた場合、車幅に関しては基本的に問題ないのですが、時折アクシデントとして見受けられるのがドアミラーの破損です。

車の設計図で全幅の記載が書いてありますが、ドアミラーを含めた長さを記載しているものもあれば無いものもあります。

メーカーオプションで大きさやデザインの変更が可能となるのが要因の一つとなっています。

はみ出る長さはたいしたことがないので、運転中に気になることはありませんが、パレットに乗せた狭い空間での移動には横揺れが付きもので、車体も同時に揺れることになります。

有人の機械式駐車場であれば、ドアミラーを折りたたむよう指示がありますが、無人の場合は自分で意識して折りたたむ必要が出てきます。

引用：https://toyota.jp/aqua/customize/sportypackage/

アクアに外装したときの機械式駐車場を利用するときのまとめ

アクアを機械式駐車場へ停めるときの注意点をまとめていきます。

全高

純正のエアロパーツ装備により、地上高が低くなったことから、機械式駐車場のパレット段差が気になる方がいると思われます。

ほとんどのパレットでは問題ないのですが、少しでも気になるようであれば駐車自体諦めるようにしましょう。

ルーフキャリアのアタッチメントを付けたままで、仮に駐車できそうだとしても内部移動の際に破損する恐れがあります。

取り外して車内へ収納するようにしましょう。

ベースキャリアについては、規制範囲内であれば取り外す心配はありませんが、注意されるようであれば取り外すことが難しいと思いますので駐車自体諦めるようにしましょう。

引用：http://www.innoracks.com/jp/products/roofbox/index.html

全長

リアキャリアを装備している場合は、自転車はもちろんのこと、リアキャリアも必ず外して車内へ収納するようにしましょう。

車幅

ドアミラーの折り畳みは忘れずにおこなうようにしましょう。

引用：http://www.iuk.co.jp/parking/superelevator.html

外装についてまとめてみましたが、基本的には車内へ積み直すことができる範囲の大きさを条件とすれば、キャリアを利用して外部へ積んでおいた荷物があったとしても、機械式駐車場を利用できると考えておいて下さい。

そちらを越える大きさの荷物を運ぶことになった場合は、機械式駐車場の利用を諦めることになりますので、アクアの後部座席を倒して荷物を積めることができるか、事前に確認することが大切だと言えます。

まとめ

アクアと立体駐車場の利用について整理できましたでしょうか。

いかにコンパクトサイズの車とはいえ、特に機械式駐車場に関しては想像以上に余裕がないことが分かったと思います。

大切な車を傷つけないよう注意を忘れずに取り扱って下さい。

キャッチ画像：https://toyota.jp/aqua/customize/sportypackage/